ブログは日本語教師の歩く鏡である

「授業の質は上げる」「仕事の量は減らす」「両方」やらなくっちゃあならないってのが「教師」のつらいところだな 覚悟はいいか?オレはできてる

日本語教師の生き残りについて

サバイバル

 

 おひさしぶりです。日本語教師ブロガーのNicky(@jpt407)です。

 

 昨日、私と同じ日本語教師で、このブロガーの共同執筆者でもあるモウモウさん(@mounihongo)と、オンラインで雑談しました。オンライン勉強会をやろうと思っていたので、そのツールのテストです。 

jpt407.hateblo.jp

  

 こないだ、モウモウさんがこんな記事を書かれていましたが、雑談もそういう話になりました。

jpt407.hateblo.jp

 

 まず、前提として、最近のトピックをご紹介します。

日本語教師の資格の変更

 これ、意外に知られていないかもしれないんですが、最近、日本語教師の資格に変更がありました。変更と言うより、厳格化と言ったほうが正確かもしれません。

 今まで、日本語教師の資格としては、主に①日本語教師養成講座(通称「420時間」)、②日本語教育能力検定試験(通称「検定試験」)、③大学で日本語教育を専攻した、の3つがあったのですが、特に①が主流でした。

 と言うのは、③の大学新卒で日本語教師になる人は少なく、養成講座と検定試験では、「知識だけで実践経験がないのは不安」という理由で、養成講座のほうが重視されていた(少なくとも私の見聞きした情報では)からです。

 ただ、最近流れが変わりました。養成講座の管理が厳しくなりました。

www.bunka.go.jp

matome.naver.jp

 文化庁届出受理校と言うんですが、そこを修了した人しか、日本語教師になれないということになりました。

 

 それで、何がまずいかと言うと、現在の養成講座の最大手の養成講座が、いまだに届出受理されていないことです。変更以前に未受理校を修了した人については、さかのぼって資格取り消しということにはならないそうですが、影響がないとは言えないと思います。

 学歴としては同じ大卒でも、大学名によって格差があるように、養成講座にも格差ができるんじゃないかと思います。

 

 

 ここからが昨日の雑談の内容です。

検定試験は必須?

 それで、特に文化庁届出が現時点で受理されていない養成講座の修了生の間で、養成講座以外の資格を取ることが検討されているそうです。

 一つ目は、もちろん検定試験です。この文化庁届出の話以前から、養成講座と検定試験は両方あったほうがいいと言われていたので、あったほうがいいことは間違いないと思います。 

日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版

日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版

 

 ただ、今年は同じような考えの人が増え、合格が難しくなることが予想されているそうです。

 

教員免許はあったほうがいい?

 これはモウモウさんにも聞かれたし、Twitterでもときどき「日本語教師は教員免許を取ったほうがいい」という意見を見たんですが、日本語学校で教えるのに限っては、直接には関係がないと思います。

 ただ、あったほうがいいことは確かだと思います。これは私が人から聞いた情報で、確かではないのですが、日本語学校ではなく、公立の普通の小学校や中学校でも働けるようになるからです。

 現在、外国から来た労働者の子供が日本の学校に通うことが多くなっています。当然、普通の公立学校の教師が、日本語を理解しない外国人の子供を指導するのは無理なんですが、かといって、普通の日本語教師が公立の学校で教えることも不可能です。

 どうしてかと言うと、法律で、教員免許を持っていない人が学校で教えられないからです。だから、日本語教師で、教員免許も持っている人が重宝されるそうです。しかも、公立学校の教師の給料は、日本語学校の日本語教師の給料よりはるかにいいそうです。

 ただ、問題があって、外国人の子供がある程度多い地域でなければ、わざわざ日本語教師を雇うことは検討しないだろうと思います。

 

www.asahi.com

これを書いて2日で、こんな記事が出ましたね。

 

修士は必要か?

  最近、Twitterで「日本語教育界でまともな仕事を得たいなら、最低限修士の資格が必要だ、というのが日本語教育界の偉い人の一致した意見だ」みたいな話が出て、私の周囲では、「不快だ」という意見が多かったです。

 ただ、学歴重視がいいか悪いかは別として、実際にそうである、ということを発信したり、知っておくことはとてもいいことじゃないかと思います。確かに、日本語教師は、ただ職に就きたいだけなら、比較的学歴や職歴、年齢が問われない職種だと思いますが、それで働けるような仕事では、生活できないのも事実です。そして、大学で教えたり、養成講座の講師になるには、修士の資格が必要なことは事実ですから、厳しい現実を知ることも大事だと思います。少なくとも、甘い言葉で人を騙すよりいいでしょう。

 私の意見としては、日本語教育界において、修士の資格が役立つのは間違いないけれど、投資とリターンを考えれば、思い切って別の業界に移って、その資金と時間を別のことに振り向けたほうが得だと思います。

 

 日本語教師を取り巻く環境は厳しいんですが、何とか生き残りたいと思います。

 

 では、また!