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日本語教師3.0

「授業の質は上げる」「仕事の量は減らす」「両方」やらなくっちゃあならないってのが「教師」のつらいところだな 覚悟はいいか?オレはできてる

日本語教師にも役立つ、国語教師向けの本

 今日の朝、Twitter日本語教師の方が、「国語教師の本は日本語教師にも役立つよ」みたいなことを書いていらっしゃって、うれしくなりました。私も同じことを考えていたからです。

 

 ただ、何冊か買ってみて気がついたのですが、国語教師向けの本は、日本語教育にとってはちょっとレベルが高すぎますね。特に、中学、高校の国語の本は、日本語教育で言えばN1やN2のレベルじゃないかと思います。初級の授業にはほとんど応用できません。

 なので、私はその後方向性を変えて、英語教育の本をよく読んでいます。英語教育といっても、「外国語を学ぶ」という一点において、日本人向けの英語教育と、外国人向けの日本語教育には共通するものがあります。また、授業内容のレベル的に、国語の本ほど難しくないので、応用しやすいということもあります。

 

 さらに、最近読み始めたのが、特定の教科以外の本です。たとえば、生徒をどうほめればいいか、叱ればいいかという生徒指導の本や、全教科において役立つ説明や発問の技術などの本です。これは、日本語教師にとっても、すごく役に立ちます。

一斉授業10の原理・100の原則―授業力向上のための110のメソッド

一斉授業10の原理・100の原則―授業力向上のための110のメソッド

 

 

 とりあえず今日は、本棚にある国語教師向けの本を何冊か紹介したいと思います。

国語読解[完全攻略]22の鉄則 (高校受験[必携]ハンドブック)

国語読解[完全攻略]22の鉄則 (高校受験[必携]ハンドブック)

 

  長文読解の基本が学べる本です。ただ、初級の学生に応用するには難しすぎると思います。中上級以降でしょう。

 

すぐに使える、一生使える!   「本当の語彙力」がグングン伸びる本

すぐに使える、一生使える! 「本当の語彙力」がグングン伸びる本

 

  同じ作者の、語彙力を伸ばす本。

 ある生徒が、こんな文を書いてきました。

 「お父さんが、ぼくをろこつにほめてくれました」

 なんでこうなったのかたずねたところ、その子はこう答えました。

 「前に露骨っていう言葉を辞書で引いたら、気持ちをありのままに外に出すこと、って書いてあったから。お父さんが思いっきりほめてくれたのが嬉しかったから。

 その子は、いたってまじめに書いたそうです。

 「知らない」とはこういうことです。

 

 言葉には、ニュアンスというものがあります。

 

 これは日本人の作文ですが、日本語教師もよく同じような体験をしているのではないでしょうか。「だって、辞書にそう書いてあったから」

 

 この本は、特に似たような言葉を分類する観点の紹介が優れていると感じました。

 

白石範孝の国語授業の技術

白石範孝の国語授業の技術

 

  国語授業の技術を学びたいと思って買ったのですが、私には高度過ぎました。著者は小学校の先生ですが、ネイティブの日本人なら、たとえ小学生だろうと6年日本語を勉強してきているわけですから、初級の外国人留学生がはるか及ぶところではありません。初級の授業でこれを応用するのは無理だと思って、あきらめました。

 

ハンドブック現代文のキーワード

ハンドブック現代文のキーワード

 

  現代文のキーワードがまとまっている本。これも役に立つかなと思って買ってみたのですが、役に立つのは上級っじゃないですかね。「イデア」、「イデオロギー」、「オリエンタリズム」など、日本人にとっても難しいキーワードが並んでいます。

 

樋口裕一の小論文トレーニング―書かずに解ける新方式でいつでもどこでもパワーアップ! (大学受験合格請負シリーズ)

樋口裕一の小論文トレーニング―書かずに解ける新方式でいつでもどこでもパワーアップ! (大学受験合格請負シリーズ)

 

  これも買ったはいいものの、そもそも学生が小論文を書けるレベルではないので、ずっと手を付けていません。

 

 やはり日本語教師は、最初のうちはおとなしく日本語教師向けの本を読んでおいたほうがいい、のかもしれません。

 

 日本語教師向けの本については、また日を改めて書きます。

 では、また。